眼科医としての地域連携
身体の中の小さな器官である「眼」を専門にした眼科医はたくさん居ます。
街中にある当院のような「かかりつけ医」は、「眼」に関する病気全般を広く診るジェネラリストであるべきだと私は考えています。 当院にご来院くださる患者様の多くは、当院での検査や治療をさせていただいています。
しかし、全身疾患が疑われる時、画像診断が必要な時、入院や手術が必要、 眼科だけでなく他の診療科の先生にも診てもらった方が良い場合などには、 適切なタイミングでそれぞれの分野の専門家に診てもらえるように、積極的に紹介状をお書きしています。
眼科の中にも専門分野があり、大きな病院では、分野ごとに専門的に研究や診察をされている眼科の先生方が外来で診察を担当しています。 彼らは、特定の部位や病気に関して深い知識を持つスペシャリストです。
大学病院や専門病院は、研究機関も兼ねているため、より精密な検査や手術ができる環境が整っています。
「患者さまの病気に適した分野の専門家や設備が整った病院を紹介し、 「専門家と患者様をつなぐパイプ役」となることも、「かかりつけ医」の重要な役割のひとつだからです。
近頃は、長い年月をかけて進行する病気や将来的に手術が必要になる可能性のある病気や治療や手術の後で状態が安定している方には、
当院と専門分野の先生とで、「併診制」をとらせてもらうことが増えてきました。
※併診制 = 通常の経過観察目的の検査や診察は当院で、病状の進行や検査結果確認等のため年1回程度専門分野の先生に診察をしてもらう方式
複数の医師たちが連携し情報を共有しながら治療に臨むことで、気軽に相談でき、もしもの時にも柔軟かつ速やかに対応できる、 広さも深さもあるよりよい医療体制を患者様に提供できると考えています。
また、病院だけでなく、眼科関連の福祉施設との連携にも力を入れております。
私たち「かかりつけ医」は「窓口」です。お気軽にご相談ください。