WEB版あいちゃん便り
今年は巳年・・・ヘビの眼
今年は、巳年です。
今年も干支にちなんで、ヘビの眼について、少し調べてみました。
私自身は、ヘビは大の苦手ってほどではありませんが、ヘビは苦ってって人も多いので、あまりリアルな画像は示さずに、かわいいイラスト表示に留めておきますね。
うちの娘は、動物園はもちろんのこと、テレビでヘビの映像が流れるだけでも目を背けています。
子ども時代を過ごしたの玄関先で、比較的大きなヘビがゆっくりと移動しているのを学校帰りに見かけて、青ざめたままその場で固まってしまったことがトラウマのようになっているみたいです。
ヘビの目は、次のような特徴があります。
まぶたがない
ヘビの目は、ウロコが変化した透明な「眼鏡板」に覆われています。そのため、瞬きが出来ず、常に眼を開けた状態のように見えます。眼球が「眼鏡版」という特殊なコンタクトレンズのようなものに保護されているので、草むらで動き回っても草木の先で眼を傷つけずに済みます。これは、他の動物には見られない特徴です。
視力は悪く、色覚もない
ヘビの視力は、他の爬虫類と比べてもかなり劣るようです。色の判別もできないそうです。
水晶体を前後に動かしてピント合わせをする
サカナと同じように、水晶体を前や後ろに動かしてピントを合わせます。これは、爬虫類の中でもヘビだけが持っている独自性です。(ヒトを含む陸上で生活する動物の多くは、水晶体の厚みを変えてピント調節をします。)
視野は狭い
ヘビの眼は、「目の位置から前方約60°しか見えていない」と言われています。ほとんどの種類で側頭部に位置しているため、両眼視野は前方の20~46°です。外敵や獲物を発見した場合でも立体的には見えません。 動くものには見えますが、止まっているものは見過ごすこともあります。
赤外線でモノをとらえることができる
ニシキヘビ科やマムシ亜科などの一部のヘビには、目と鼻の間に、熱を感知する「ピット」と呼ばれる器官があります。このピット器官でヘビが熱を感知するセンサーは、軍用機器並みに高性能といわれているほどで、数十cm離れたものの温度変化を知ることができます。
どうでしたか?
ヘビの眼って、かなり独特なんだってことがわかってもらえたのではないでしょうか?
私は、「ピット」と呼ばれる器官が発達しているために、ヘビはあまり「眼」を使っていないのだろうな~と思いました。熱を感知してモノを認知するってことは、よく見るサーモグラフィで表面温度を測定しているような画像みたいに見えているのではないかな?と思うと、ヘビって
不思議な生き物だな~と改めて感じました。