WEB版あいちゃん便り
花粉症の時期到来 今年は花粉量が3倍!?
今年は、杉の枝についている花粉の量が昨年の3倍だとのことです。
その話を聞いただけでも、眼がかゆくなりそうな気がしてきてしまいますね。
2月の最終週辺りから、当院でも、花粉症の患者様が増えています。
目の中だけでなく、目の周りもかゆくて・・・
ゴロゴロしてかきむしりたくなる感じがして・・・
という患者様だけでなく、
目の周りが、かゆいような痛いような感じがして・・・
という患者様も、今年は多いように思います。
目の周りを、真っ赤に腫らして来院されるお子さんたちも、今年は多いですね。
市販薬を点したけどかゆみが収まらない!
耳鼻科でもらった薬で少しかゆみはマシになったけど、もっと効く薬はないか?
などといったお声もあります。
今回は、そんな患者様のお声を集めてみました。
「目がかゆくて、掻いても治らない!」
⇒かゆいからと言って、目をこすってしまうと、その刺激で余計にかゆみを感じやすくなります。
かゆいときは、掻いたり擦ったりしてはダメ!逆効果です。
「かゆいときだけ目薬を点してるけど、あまり効果がないみたい」
⇒眼科で処方する抗アレルギー剤は、かゆみを感じる細胞にあらかじめ蓋をすることでかゆみを感じにくくする作用があります。抗アレルギー剤の点眼は、かゆみを感じていなくても、花粉が飛び始める少し前からスギやヒノキの時期が終わるまで、継続して点眼することで効果を得られます。用法容量を守って、しばらくは毎日点眼を続けましょう。
「抗アレルギー剤の点眼をしていてもかゆい時は、どうすればいいの?」
⇒患者様の状態にもよりますが、非常にかゆみが強い時だけステロイドの点眼を処方し、使用してもらうことがあります。ステロイド剤は副作用もありますので、きちんと眼科の診察を受けて処方してもらうことが重要です。
「目がかゆいけど、薬を忘れた!(手元に薬がない!)」
⇒きれいなハンカチやティッシュを水で濡らして、そっと目全体を冷やしましょう。身体が温まると、かゆみを感じやすくなりますので、この時期は長湯などは控えましょう。身体についた花粉を洗い流すことはとても大事ですので、お風呂ではシャワーなどを活用し、湯船に浸かる時間を少し控えめにする方が良いように思います。
「目を水で洗ってもいいの?」
⇒ダメです!水道水と涙は、そもそも濃度(pH)が違うので、水道水で眼を洗うことはNGです。
市販の眼を洗うための点眼薬がありますので、どうしても洗い流したい場合には、専用のモノを使いましょう。
★ 点眼型洗眼薬 ウェルウォッシュアイ ★
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餅は餅屋。
目のかゆみや不快な症状は、是非眼科で相談してください。
なるべく早めに、症状が軽いうちに、きちんと対処することが早く治すコツです。
無理して我慢せず、早めにご受診くださいね。