WEB版あいちゃん便り
今年は卯年・・・ウサギの眼④
今回は、ウサギの【まばたき】について
「今年は卯年・・・ウサギの眼①」でウサギの眼の構造について書きました。
瞬幕という第3のまぶたがあるというお話です。
https://www.tsukamotoganka.com/eye/2023/01/05/481
ウサギの眼には、ハーダー腺という皮脂腺があり、そこから粘度の高い脂質に富んだ涙が出ていて眼の表面を保護しています。目の表面に油の層ができることで、眼が乾きにくくなるため、ウサギは瞬目の回数がとても少ないです。
他の動物と比べてみましょう。
ヒト:約20回/分
イヌ:約2.5回/分
ネコ:約3.5回/分
ウサギ:約0.2回/分 (=5分に1回)
自然界で捕食される側の草食動物であるウサギは、瞬きしている間にも狙われる存在。
だから、ウサギは寝る時も眼を開けたままなんですって。
眼を閉じる回数が多くなればなるほど、スピードの速い肉食動物に食べられてしまうリスクも上がるということ。なるべくまばたきしなくても良いように、なるべく目を開けた状態でいられるように、生き残りをかけて進化し、獲得したものなのでしょう。
なんだか、すごいですね~。
ところで、ウサギの眼といえば「赤」というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
次回は、ウサギの眼の色について