WEB版あいちゃん便り
満足できる眼鏡にめぐり合うために・・・【3】
受け取る際には、フィッティング調整をしてもらいましょう
眼鏡店さんは本来は、「眼鏡を作る」ことが仕事です。
眼鏡を”製作”するための知識と技術をお持ちです。
眼鏡をかけるときに、”フィッティング”(=かけ心地)も、とても大事です。
度数が合っていても、眼の中心と眼鏡のレンズ中心がズレていては・・・ダメですよね。
動くたびにズレていたら、頻繁に眼鏡を直さなければならず・・・快適とは言えません。
耳や鼻の上への負担が大きいと、長時間かけていられないでしょう。
人それぞれ、顔の形が違います。
鼻の高さ、大きさ、耳の位置、左右のバランスなども人によって異なります。
それを考慮して、フレームの位置や鼻当ての角度などを、お顔にフィットするよう、
快適に装用できるよう合わせるのが、眼鏡店さんの腕(技術)の見せどころ!
安心して、安定してかけられるよう目や鼻・耳の位置に合わせて、
しっかりと眼鏡の位置を調整してもらいましょう。
本来、眼鏡は医療機器の一種です。
だからこそ、店員さんの確かな知識や技術がなければ、
「良い眼鏡」=個々の患者様に合う眼鏡」など作れるはずがありません。
~ 最後に ~
高価な眼鏡が必ずしも良い眼鏡とは限りません
すごく高価な眼鏡の購入をオススメするつもりはありませんが、
「安い眼鏡には安いなりの理由がある」ことを、心に留めておいてください。
レンズの素材の良し悪しは、見え方のスッキリ感や違和感に直結します。
フレーム素材の良し悪しは、装用感だけでなく見え方にも影響します。
また、知識や技術を兼ね備えたスタッフを確保するには人件費がかかります。
視力低下を感じたら、眼の中の病気をチェックするチャンスです
眼鏡店さんでの視力チェックは、あくまで作製に必要な情報を集めるため。
眼の病気のことまでは・・・調べられません。
多くの方が「見えにくくなったら、眼鏡を変えたら見えるようになる」と思って
おられるようですが、必ずしもそうとは限りません。
白内障や黄斑変性症など、眼の中の問題(病気)が原因の視力低下の場合には、
眼鏡を変えてもスッキリと見やすくはならないからです。
「見えにくい」ことは、眼の病気のサインであることも多いです。
「見えにくい」と感じたら、是非、まずは眼科でご相談ください。
それらのことを理解した上で、納得のいく眼鏡を購入していただきたいと思います。
みなさんが、快適にかけられる眼鏡に出会えますように・・・