WEB版あいちゃん便り
花粉症の季節到来!!
2月になりました。
例年ですと、2月中旬からスギの花粉症、3月中旬になるとヒノキの花粉症
の方が増える印象ですが、今年は、暖冬の影響か、既に1月中旬から、
「目がかゆくなってきた」とアレルギーによる目の症状を訴える方があります。
かゆくて目をこすると、かゆみが収まるどころか、症状がさらにひどくなり、
さらにかゆくなって、またこすってしまう・・・
くり返す目のかゆみのせいで、勉強や仕事に集中しにくくなったり、疲労感・
倦怠感・イライラ感を感じておられる方も多いと思います。
「花粉症で目がかゆい」のは、アレルギー性結膜炎の症状です。
くり返す目のかゆみを抑えるために知っておいてもらいたいことは3つ。
◆ 点眼薬は、用法通りに正しく使うことで効果を発揮します
◆ 眼をこすってもかゆみは治らず、逆に刺激となり、かゆみは増します
◆ 抗原(アレルギー物質)を回避・除去するためのセルフケアが大切
まず行うべきはセルフケア
・眼鏡や帽子などを装用し、抗原である花粉やダニが目や鼻に入らないように。
・花粉などを室内に持ち込まないために、コート類は玄関で脱ぐ。
・コート類は表面がツルッとした素材のものを着用し玄関外で花粉を払い落とす。
・花粉の時期は、衣類や布団類を外に干さない。
・外から帰ったら、すぐに手洗いうがいを。
・こまめに掃除をし、室内環境を整える。
点眼薬をより効果的に使うポイント
用法(回数・タイミング)通りに点眼する
眼科で処方される点眼薬も市販の点眼薬も、主には抗アレルギー剤です。
アレルギー物質に対する抵抗力を上げる成分が入っていて、かゆみの発生を
抑えることが出来ます。
つまり抗アレルギー剤の点眼治療目的は、かゆみを発生させないため。
かゆみが起きてから点眼するのでは、既に不快な症状が出た後なのです。
アレルギー物質が体内に入る前から用法通りに一定期間継続して点眼する
ことが、かゆくない状態を保つために効果的なのです。
※起きてしまったつよいかゆみを抑えるために処方する点眼薬もあります。
点眼薬の使用目的が異なります。それぞれの用法を守って使用しましょう。
眼がかゆくてもこすったり、かいたりしたらダメ!!
突然の目のかゆみ、点眼薬を持っていない場合の対処方法は「冷やす」こと。
きれいなハンカチやティッシュを水で濡らして、まぶたの上から、少しの間、
そっとやさしく押さえてみましょう。
目だけでなく皮膚も同じですが、「冷やす」ことで一時的に症状を軽減すること
が出来ます。こすって刺激を与えると、患部(眼の周辺)の血流が良くなり、
あたたまるため、かゆみが増してしまいます。
眼がかゆいからといって、かいたりこすったりすることは逆効果なのです。