WEB版あいちゃん便り
白内障手術で初期の認知症が改善する?
奈良県で実施されている大規模な「高齢者の生活の質(Quality of Life :QOL)と生活機能に関する研究」に2012年から眼科も参加し、認知症と白内障の関連について調査が行われました。
◆視力障害があると、認知症のリスクが2倍高くなります
◆白内障手術を受けている患者さんの方が軽度認知障害になりにくい
◆すでに認知症になっている場合には白内障と認知症の関連性は認められないことが、その研究から明らかになりました。
日本では、65歳以上の15%が認知機能障害を生じているとされています。
白内障手術は視力を改善させるだけでなく、QOLにとって重要な「認知機能低下」を生じにくくする可能性があるので、認知症になる前、もしくは認知症が軽いうちに、白内障手術を受けましょう!